AMDの株でセミリタイアしたいだけの人生だった
AMD(Advanced Micro Devices)という会社があります。
一般の人にはあまり馴染みが無いかもしれませんが、主にWindowsパソコンの心臓部分であるCPUを作っている会社です。
自分は自作パソコンが趣味でしたので、株を始める前からこの会社のことはよく知っていました。
AMDのCPUは、intelのCPUより安いことが多く、よく使用していました。
だだし当時、AMDのCPUの性能はintelに大きく遅れをとっていました。
コストパフォーマンスで勝る場合はありましたが、AMDはintelのCore i7に対抗できるCPUを作ることができなかったのです。
一時期はデスクトップ向けCPUから撤退するというニュースも流れました。
この時期のAMDの株価は2ドル前後で低空飛行をしていました。
ただ悪い話ばかりでもなく、中国企業とのライセンス契約やPS4・Xbox OneへのCPU採用などもあり、株価は徐々に持ち直して行きました。
自分は少額ですけど、2ドルぐらいで買って2.5ドルぐらいで売ったりしていましたねw
新型CPUのRYZENが、Core i7を上回るというニュースが流れたりもしましたが、当時現行のCPUが発売される前もそんな感じの飛ばし記事が流れた挙げ句に散々の結果だったため、自作パソコン界隈では誰もそんなニュースは信じていませんでしたw
そしてそんな中、RYZENが発売されます。
そのCPUは、「前のCPUから40%性能を向上させるよ」という誰も信じていなかった目標に対して、「前のCPUから52%性能が上がっちゃった☆ てへっ☆」というとんでない化物CPUでした。
RYZENは一瞬で市場のCPUの価格を半額以下にし、殿様商売をしていたintelの牙城を崩しました。
さて、今AMDの株価はいくらでしょうか。
20ドル(テンバガー)ぐらいかな?
正解は48ドルです。
なんと、24倍になりました。
NISA2年分を使って240万円投資していた人はセミリタイアできてしまいます。
誰かタイムマシンで過去の私に、「NISAは一発逆転狙ってAMDにしようぜ。5000万超えるまで絶対売るなよ」と言ってあげてくださいw
まあでも、言われてもたぶん買わないんだろうなぁ…
株価上昇の途中で、30ドルから20ドルに下がっている場面がありますね。
これは、3600万円が2400万円になったことを意味します。
普通の人はこんな値動きには耐えられないんじゃないでしょうか。
任天堂(7974)やビットコインなど、逃したチャンスは結構ありますが、冷静になって考えてみると、この手のチャンスをものにできた可能性は相当低いと思います。
アホになって買い向かえれば良いのでしょうけどね。
10倍になる株は10分の1にもなるでしょう。
本当に運次第なんだなと思いますね。
逃したツキの帳尻合わせで100円BIGが当たらないかなぁと思うvesusanでした。
ではまた。